iPadレポート
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発売前に急遽まとめた、価格比較レポートを多くの方が見にきてくれていました。
そして、ほぼ3ヶ月が過ぎたので、レポートをまとめてみる事にしました。

(あいかわらずデザインをまとめる時間がありませんがどうぞ!)
2010年8月22日 (MagoFukuda 記)
http://twitter.com/MagoFukuda

 

まず、多くの方が勘違いしている大きなポイントをご報告します。この事は重大な事ですので、もしもやばいと思われる方は3ヶ月間の被害で済むかもしれません。

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第1弾:Appleの母艦システムを知ろう!

それは、iPhone,iPadは、あくまでもメインPCの子機の持ち出し用だということを知らなければいけません。私自身の体験です。私は、発売2日後にiPad-wifi版を手に入れてました。
そして、早速開封をして上部の電源スイッチを入れます。するとPC(Mac)と繋ぐように言ってきます。なにもしないと終了してしまいます。

さて、iPodやiPhoneと同じように専用のUSBケーブルで繋ぐと自動的にiTuneが立ち上がります。
この後に、同期をするかどうか聞いてきたようだったのですが、確かしないままにして終了させたようなのです。なぜかと言うと、iPhoneで使っていたマシンではなく全く新しいマシンだったから、まずは動かしてあとで以前のマシンなどに内容を移動(同期)させようと思っていたのです。(ここに大きな問題が隠れています)

するとiPadは単独で使えるようになりました。それから、1ヶ月使いまくっていました。
便利なカレンダーやメモパッド。以前にiPhoneでも、カレンダーやメモが同期されて便利だったので、より書き込みやすいiPadでは丁寧に細かな事まで書き込んでいました。

さて、1ヶ月たったところで、マシンにデータを移動させようとしたのです。何が起きるのか解りませんから、iPhoneのマシンではなく、最初のまだ、未設定のマシンです。
iPadをつなげるとiTuneが立ち上がり、「このマシンと同期しますか?」と聞いてきます。
それで、コピーできるはずだと思ってOKのクリックをして、「同期完了」をしたので、iPadを見るとなんと言うことでしょう。
見事にカレンダーやメモパッドの内容が消えています。
写真や音楽データは平気でいたが、書き込んだ情報が消えて、何が起きたのか解らないパニックです。

いったい何が起きたか説明しましょう。最初の時点で「そのマシンとiPadを同期」をしっかりさせておけば、そのマック(今後、母艦と呼ぶ)の内容をiPadに複製することになります。マシンはその母艦のデータを基本にします。
その後、母艦から離れて活動するiPadなど(コレを子機または艦上偵察機と考えます)は活動先で情報が書き込まれ、再度母艦に戻ってきたときに、「同期」という形で、情報を吸い上げるのです。
また、母艦側での変更点も書き加えます。ただ、同期する際に「するかどうか」を聞いてきます。この時に不要ならそれで、かまわないのですが、あくまで母艦と子機との間での関係が設定されていて初めて、意味をなします。

さて、先の話はどういうことかと言うと、この「親子関係をまだ、設定していなかったということです。母艦はこのiPadを子供と思っていませんから、彼からの情報に対して無視をします。
そうでないと母艦が被害を受ける可能性があるからです。
つまり最初に繋いだ時点で親子関係を作れば親はこの情報を吸い取って保護してくれますが、それをしていなければ他人の子扱いになるわけです。

そして、私が1ヶ月目に初めて、母艦との「同期」をしたとき、母艦は認証していない子機だったので、認知と同時にまったく母艦の情報を複製したわけです。つまり、白紙を上書きしたと言うわけです。
それはとてもショックなことでしたが、「酷いアップル」と思いましたが、その考え方が友人の発言で理解できました。それはなぜでしょう。
もしも、あなたがiPadを置き忘れるか、盗まれたとしましょう。その場合にもしも認知していない母艦に情報が複写できるとしたら、他人があなたの情報をもつことになります。
しかし、この母艦・子機方式ですとその犯人がそのような使い方とをしようとした時点で前の情報は消えるということなのです。

まとめますと、iPhone,iPadは、あくまでも航空母艦搭載機なのだという事を理解しなければ、空を飛び続けても帰るところが無くなるということなのです。

この母艦の処理の仕方があるのかもしれませんが、とりあえず母艦設定をしておくことは基本になることを頭にいれておくと良いのではないでしょうか。

iPhone4の発売後に多くの人がiPhoneと母艦の同期をしていないまま使っている事がわかりました。
その後のiOS4のリリースとともに、iPhone3GSのユーザーもバージョンアップを試みてはデータが消えてという話がありました。

アップルの考えているこの航空母艦方式は、次のように考えると理解しやすいです。

1.iPhone,iPadは、あくまでも航空母艦搭載機でなので外部行動のみ
2.母艦が情報管理をするので、まずはそれを決める。
3.マックの場合なら、タイムカプセルでその母艦をバックアップ
 (タイムカプセルはマックの情報をバックアップするHDシステム)

この3段論法で、情報の管理とバックアップが出来るという優れたシステムなのですが、その為にはMacintoshをマシンとして準備する必要があるのです。ですから、多くのWindowsユーザーは少し不安だということになります。また、iPhone,iPadを店頭で使えるようにしたような方はこの母艦の件を知らないのでは無いかと思い心配です。

まだ、3ヶ月ですので、今からでも遅くありません。カレンダーやメモパッドの内容を何とか写し取るかメールやEvernoteなどでバックアップして、早々に母艦の認知をしておいた方が良いと思います。

今回は、第1弾として「Appleの航空母艦システム」の話を急遽まとめてみました。

また、次の内容ができましたら、Twitterでお知らせします。

Twitterアドレスは、MagoFukuda です。

2010年8月22日 (MagoFukuda 記)

 
                   
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