【K-2】軽トラックの誘惑!・・・とは、なんだ。

日本の田舎や郊外にいけば、絶対に見ることの多い「軽トラック」。
それは、農業の方だけでなく、漁業だろうが大工さんだろうが、生活の基盤にある物の移動にあるのだろう。

大昔でさえ、荷車や牛車、馬車、そしてリヤカーのように物を運ぶことだ、そこに魅力の原点があるような気がした。原点は、とてもシンプルな筈だ。
シンプルとは、逆に「無くても良い物」を外していく作業なのかもしれない。
かつて馬車といえば、西部劇に出てくる駅馬車、幌馬車以外に出てくる馬車を思い出した。

それが上の写真だ。西部劇映画を見ている時に気になったのは、牧場の人達や女性が街へ買い出しに行くときなどに、この一頭立ての小さな馬車で出かける。今回この「馬車」の画像を探そう検索したが「馬車」では、出てこなかった。これは「荷馬車」でやっと現れるのだ。

馬車=ワゴン(wagon)かと思うと、そうではなく、荷馬車=コーチ(corch) なのだ。
この「ちょいと街への買い出し」に行くための道具が、荷馬車なのだ。
また、西部開拓時代の女性にとってはスカートを着て出かける為の乗り物だったのも分かる。

このように、日常の足として使われる乗り物が あると、とても便利だ。クルマの国、アメリカにとって、最初のころの日常クルマが、この荷馬車であったのだろう。その後、馬のかわりがエンジンになって自動車になるのだろうが、最初はトラックが主役だったと思う。
前部に運転席、後ろに荷台。これが原点なのだ。そして、トラックがベースとなり、乗用車が出来、スポーツカーが出来ていく。それほどに、トラックには基本的な物が備わっていなければならない。ある意味では「最低限」、よく言えば「シンプル」なのだ。

その後のアメリカでは、この荷馬車が小型ピックアップ・トラックとなっていく。
移動する馬と荷物を運ぶ荷台。それがトラックである。
つまり、トラックには「フロンティア・スピリット」が詰まっているのだ。

さて、現実的な自動車の話をすると、現代の大半の自動車はモノコックボディといって、鉄板で出来た箱である。 しかし、昔のクルマとトラックなど重い荷物を運ぶ自動車は頑丈な土台(フレーム)がある。もっともシンプルなのは梯子のような四角い枠があり、それにエンジン、キャビン、荷台を乗せるだけだ。すべての基本的な力はこのフレームが受ける。
だから、どんな形状にも対応できるのだ。

私は、このフレーム式であることに、とてもインスピレーションを感じた。
つまり、「遊べるのではないか」 ということだ。もちろん、法律を違反してはいけないが、モノコック式にくらべたら、自由度は格段に多い。だから、逆に装備の少ない「素」の状態が望ましいのだ。スッピンのトラックでいい。

また、日本の軽トラックの使われ方とアメリカのピックアップ・トラックが、とても同じ感じがよく分かってきた。 どうせなら、日本のピックアップ・トラックとしてカッコイよく作ってみたいと思っているのだが・・・。

それが、前回のイメージ画像なのだ。
今回、突然に「軽トラ」がマイブームになって、いろいろ調べてみたら、すでに結構マニアはいて、レースや、ドリフト走行会、ドレスアップ・パーツなどの販売もされていることが分かった。これは、ある意味で原寸大のオモチャなのである。
そして、いい歳の子供も多いのだ!・・・・

(つづく・・・次回は購入した軽トラの紹介)

福@MagoFukuda

 

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