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<ま、私の場合は
なんとかドコモに勝った気がします。>以上のような話の顛末の上ついに、DataScope for DoCoMoと言われる機種をゲットしました。アナログの意地は見事に粉砕してしまったのですが、NTT DoCoMoの身勝手なアナログ廃止攻撃には簡単に屈しなかったと言えるでしょう。思えば2万円引きでの攻撃から半年ほどで「全品無料交換爆撃」を仕掛けてくるとは、少し前に交換してしまった人は悔しい思いをしているでしょうね。私としては前のアナログ携帯の購入費用としてDC充電器などを含めて10万円ほど使っていましたので、今回の本体81,000円とDC充電器と予備バッテリーのトータルで考えるとほぼ同等と言えるでしょう。ただ、いま落ち着いてカタログを見ると三菱のノートパソコンPedion for DoCoMoと言うのが載っていまして、これは50万円位するものです。これでも交換してくれたかもしれないことが惜しまれるのです。でも、あのコンピュータ自身は魅力がないのでいいのですが。
左がほぼ原寸のDataScope for DoCoMoです。すでに書いたように私は普段PHSを使っているのでこのDataScopeは必要な時だけと割り切っているので良いのですが、もしも唯一の携帯電話として考えると使いにくいのです。それは片手で上部を持つわけで下部のフラットなボタンのためもありダイヤルや発信などすべてはもう片方の手でしなければなりません。つまり、片手操作用にはできていないのです。同じPC カード付きのPHSのパルディオ321Sの場合は上部に凸型ボタンがありますし、ジョグダイヤルもついているので圧倒的に便利です。
この差は上部に大きな表示用液晶画面があるからで、このDataScopeはあくまでも通信機能の付いたPDAと考えた方がいいでしょう。
つぎにバッテリーの持ち時間が最近の携帯の待ち受け時間200〜280時間に対して100時間と短く、通話時間も通常100〜120分のところ70分と短いのです。この理由も液晶画面の影響でしょう。まあ、私の場合は以前のアナログ携帯が30時間でしたので3倍ものびたと思っています。100時間と言うことは4日間くらいはもつと言うことで夜はOFFにして1日16時間使用にすれば6日間位はもつので1週間に一回充電すれば良いでしょう。それと予備バッテリーもありますし、まあ、こまる事は無いでしょう。受信専用ですから。
<さまざまな通信をしてみました。>
InternetClientという機能を使ってみました。 EメールはSTMPサーバーから見出しだけを一旦ダウンロードし、そのあとに必要な本文だけをダウンロードしますので、余計なデータ通信時間がかかりません。そしてEメールをダウンロードしたあと回線を切り、オフラインでEメールを読みます。その時に画面を横長の位置での表示もできるのです。このEメール機能は結構使えそうです。留守電よりもこの方が気楽な感じもします。
<ホームページのブラウズ>
InternetClientの標準機能の中におまけで「テキストブラウザー」(お試し版)が付属しています。9600bpsのスピードですから、テキストブラウズ以外をやる気はしませんが、ブックマーク機能やキャッシュなどを使うことが出きるのでちょっとした情報の確認などに使えるかもしれません。実際には時間がかかるので料金が心配で実験しかしないでしょう。
<NiftyServeのメニュー>
ターミナルという機能を使ってNiftyServeにつないでみました。TOPページからパソコンの通信ソフトと同様にメニューが順に流れて来ます。NiftyServeは項目を選ぶ時に番号を使うので、ダイヤルボタンはお手の物です。しかし、戻ったり GOコマンドを使う時にはモード切替などをしなければならないのでおっくうですが、元々NiftyServeは最速が9600bpsですから、料金は高いですが実用にはなります。
<結論としての活用方法>
このDataScopeは電話と言うよりもPDAと考えた方が良いでしょう。通信機能の付いたPDA、つまりPHS版の東芝のGENIOや松下のPinocchioみたいなものです。またモバイル用電話機として考えるならば、接続用ケーブルのいらない携帯電話ということです。また、ドコモの推進している10円メールやショートメールと言うサービスを利用するビジネスマンに向いているのでしょう。
PHS用通信機能付きPDAの東芝のGENIOと松下電器のピノキオそのような事を考慮してみると、いくつかの代替え機器(カードモデムやPHS)を持っているとどうしてもデータ通信の料金が気になってしまいます。前のページに書きましたが、PHSと較べて18倍、公衆電話と較べて30倍、アナログ加入電話と較べると90倍です。
と、最後に感じたのはこのかなり割高な料金の携帯電はNTTグループにとってドル箱なのだと思いました。加入電話はTTネットやKDDなど割安合戦ですが、携帯業界はおいしいと言うことです。たしかに身近に加入電話や公衆電話がありながら、携帯をつかってしまうのですから。めんどくさがりとおしゃべり好きの若者はNTTにとって神様なのですね。