fukuda's 増刊号
 
 
 
1998.9.13
 

第10回 そしてスタート!
17周目シュマーケルがトップに立つ。

 トップだったクルサードがリタイアし、ハッキネンのミスなど相次ぐマクラーレンのトラブルでついにシュマーケルがトップになる。そりゃもう観客は大騒ぎ。

 
ゼッケン3がシュマーケル、8がハッキネン、4がアーバイン

 しかし、マクラーレンのハッキネンも力を発揮ねんして(ハッキネン)追い上げてくる。毎周シュマーケルに対して0.2〜0.3秒つまる。この計算でいくとギリギリで追いつかれそうだ。しかし、ハッキネンは早すぎないかとおもったとたんどこかでトラブルらしい。本物のレースって、他の場所のことが解らない、なおかつ放送もイタリア語だし。でも周りのイタリア人が放送を聞いて大騒ぎをしているので最終コーナーに目を貼る。我々の座席は最終コーナーの立ち上がりの内側である。

 

ついにフェラーリが1・2の体制になった。

 こんなストーリーは出来過ぎでしょう。「これでいいんですか?」 

いいんです!(川平慈英・談)


 最終ラップのゴールをシュマーケルが抜けると、ついに観衆はコースに飛び出してきた。放送は「まだ、入らないで下さい。まだマシンが走ってますので、もう少し待って下さい」と放送している。ここ、イタリアではコースに入っては行けないのではないのである。まだ、ダメというだけなのである。まあ、暴動のようになだれ込むのであるからしょうがないか。


第11話へ続く

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