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成り行きで、帰国時のことを報告します。午前10時半にタクシーが来てしまい、しょうがないのでマルペンサ空港に行く。11時にはついてしまった。私の搭乗機の出発は午後1時55分。なんと3時間もまたなければならない。それも、最後に持っていた現金は20万リラでタクシー台が15万リラ位と聞いていたのだが、端数のチップを含んでなんとぴったり20万リラ請求されたのだ。
つまり、現金が1銭も、いや1リラも無いのだ。(ちなみに1リラは75銭位だが)コーヒーも飲めないし、土産も買えない。カードを使ってチョコレート買うのもカッコ悪いし、しかたないので寝ることにした。何しろ、前回の14話をアップしたあと荷造りをし、終わった時すでに朝の6時であり、2時間ほど寝て8時に目をさましたわけだ。帰りの支度をしているうちにタクシーは来たのだ。眠いハズだ。
アリタリアはジャンボが無いのだ!定刻を少し過ぎて2時半位に離陸した。ここでも眠ることに徹するが何せお昼ご飯を食べていないのだ。空腹では寝られない。ワインを1本飲んでもダメ。やがて夕食の時間になった。やっと満腹になり眠りこける。さて、次は朝食だと言うが、私は1食少ないんだよね今日は。ああ、また腹減った。そこで、先ほどの夕食時に食べ残しておいたクラッカーとチーズを座席前のポケットから出して食べる。(なんかミジメー。電波少年じゃないんだぞ。私に試練をさせるな)飛ぶこと13時間やっと関空に到着だ。日本近くに来てから妙に飛行機が揺れた。しかし、関空からはJALのジャンボだし揺れやしないさ。
関空に到着。
午前9時近くに関空に到着あっさりと帰国審査と税関をおえてロビーへでると外は曇りである。これで飛行機が揺れたのかな?この位で。
まあ、無事に日本に着いたノダ。羽田まではあと一歩さ。と言っても羽田行きの飛行機は午後2時頃の出発だ。ここでもあと4時間ほどもある。新幹線ならとっくに着いちゃうじゃなないか。まあ、しょうがないモバイルでEメールでも読んで時間をつぶそうか。
関空でモバイル実験「携帯電話でEメールを読む。
イタリアではローミングサービスを使っていたが、ここはもはや日本である。ちゃんとパスポート見せて入国したのだ。PHSだって使えるはずさ。そこでいつものようにPHS321Sを使おうとしたのだが、PHSは市外通話となる、ここは大阪だ。大阪のPIAFS(PHS専用)のアクセスポイントにかけなければ無意味である。仕方ないので携帯電話DataScopeを使う。(これらの機種に着いてはfukuda'sのバックナンバーをごらんください。)しかし、これもまた大阪のアクセスポイントは知らない。しかし、携帯電話は全国料金が変わらないハズだ。(微妙に違いはあるらしいが)そこで、以前に自宅で試したダイヤル設定を使うことにした。神奈川のアクセスポイントより沼津の方が少し近いかななどと筋の通らない考えをしながら、沼津へかける。無事に繋がる。これは便利である。贅沢とも言える。しかし、気分がいい。
まずは、私のプロバイダーのホームページをアクセスし、PHSのアクセスポイント先のページを保存する。これであとはPHSで安くゆっくりできるぞ。何しろ携帯の通信速度は9500bpsなのである。PHSの3分の1のスピードなのだ。高い料金なのに3倍の時間がかかるのだ。それも私の携帯電話は着信優先でかけると1.5倍の料金体系なのだ。つまり、PHSより高い基本料金かける4.5倍になるのだ。早くメールを確認して、切らなければ。さあ、Eメールの受信だ。
Eメールは3通。よかった、すぐ終わる。1通目。2通目。3通目、おやっ読み込みのバーがゆっくりしだしたぞ。何だ、添付書類が付いている。誰だ、こんな時に。大きな添付書類を付けるのは。PHSの時にしてくれい。ああ、どうしよう、切っちゃおうか、でもこれも実験か。fukuda's読者のための人柱になるしかないか。待つこと10分。やっと終わった。ああ、もったいない。さて内容は、2本は普通のメールだったが、3本目は仕事のデザインラフがデザイナーからPDF(Adobe Acrobatの)ファイルで送られていた。コメントには「関空の待ち時間にデザインの確認してください。」とある。わかった、わかった。確かにこのようなことを私は提唱しようとして、このfukuda'sをやっている。が、私はアメリカ人のようなビジネスマンではないのだ。今日からあまり働かないイタリア人になったのだ。と思っていたのだ。とここでやっと日本に帰国したことを肌で感じた次第である。
まあ、現実的には長い休暇をとり昨日21日にイタリアを発ち、今日は22日で休日の前である。会社ではみんな働いているわけだし、この位のことはしないといけないだろう。早速、携帯電話で返事をする。「今、ラフ見てます。A案で良いんじゃないですか。」たったこれだけだが、空港に着いてその場でカラーのグラフィックを見て確認できるなんてかっこいいじゃないですか。さて、一段落。そこへ兄から携帯に電話が入り、「今、台風で大変じゃないのか?」という。
「えっ、台風って何。」「何、言ってんだ。昨日から台風6号、7号が続けてきていて、その辺は大変なんだぞ。てっきり着陸できなくて成田着になるかと思ったよ」。「えっ、本当。その方が良かったな。」と言ったがそんな事態じゃないらしい。私がイタリアで快晴の日々を送っていた時日本は台風銀座になっていたようだ。と、このfukuda'sの読者はしっていたのですね。でも、ここ関空はまだ曇り空で雨は降っていません。あわてて、JALのカウンターへ行く。チェックインをして荷物を預ける。すると「この便はたぶん平気だと思いますが、台風の影響で欠航が出ています。」とのこと。よし台風が来る前にここ関空から逃げるのだ。し、しかしあと3時間ほどもある。とにかく昼飯を食べて惰眠をしよう。ああ、日本食〜食いた〜い。
第16話へ続く(帰国編 第2回) (工事中の場合は、もう少しおまちください)