fukuda's 増刊号
 
 
 
1998.9.12
 

第4回 ミラノへ外出。
夕方からミラノへ行くのですが、遅すぎたかもしれない。

 本日12日も昼間は天気もすぐれず、雑用(ホームページ?)に追われていました。夕方になり天気も晴れてきたので、ミラノに行くことに。ミラノでの押さえたい所は「レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館」と「最後の晩餐」の見学である。どちらも見学時間があるものだ。そんなわけで家を出たのが午後4時。電車で30分位の所だとのことでギリギリだ。まずはモンツァの駅に着き切符を買う。電車の時間は4時53分発なので20分ほど待つことになる。しかし、コモ氏いわく、イタリアの電車は送れるのが当たり前とのこと。そして我々は当たり前のように5時15分頃の電車に乗ることができた。

 
モンツァ駅

電車に乗り20分程で「レオナルド・ダ・ビンチ科学博物館」に近い駅に着き、博物館を探す。やっと見つけるが、すでに時間は5時55分である。入場口では6時20分までなのでどうするかと聞かれる。25分間で見られるのか考えたが、記念品だけでも買おうと入場する。


「レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館」入り口

「レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館」と言うことで想像していたものとは随分違った。観光ガイドにはこんな姿は載っていないぞ。それもそのはず、古い教会の施設を利用しているため、イタリアは結構こんなものみたいなのだ。
 さて、中に入ると早速土産物コーナーで数点買い、いよいよ展示室へ。その入り口が観光ガイドに使われる写真だ。なるほど、我々も商売柄カッコイイ部分をトリミングして使うわな。しかし、本物を見るまでの想像力というのは凄いモノだと思う。


飛行の研究の翼の原寸模型があった。

 ここはダ・ヴィンチが手稿にメモをしたアイデアスケッチを模型にして飾ってあるのだ。そこに描かれたアイデアを形にしてメカニズムが機能する事を証明しようとする試みなのだ。10年ほど前に日本でここの模型を展示する催しがあり、それを見て感心していた私だったので、今回は楽しみであったのだ。ところが現在、10年ぶりにまた日本で展示をしているのである。今月9月の27日まで東京駅のステーションギャラリーで開催されている。皮肉なものである。まあ、知っていて来たのだが、やはり展示物の内容が浅い。依然見たモノがない。仕方ないので帰国したら東京駅にいくことにする。興味のある人は是非行くと良いでしょう。
 さて、展示室は1ブロックのみなのですぐ見終わってしまい、「あれ!」と思って考えてみると、ここは「レオナルド・ダ・ヴィンチ科学博物館」と言うよりも「イタリア科学博物館」に「レオナルド・ダ・ヴィンチ」と言うブランドを付けたのだと言うことがわかった。騙されていた。まあ、この展示物だけでも面白いのだけど、15分もあれば「レオナルド・ダ・ヴィンチ」部分は見終わってしまうのだ。そんなわけで時間を余らせて博物館を出た。
 さて次は、いよいよ「最後の晩餐」だ。しかし、すでに6時を回っている。しょうがない。建物だけでも見ておこう。ということでサンタマリア・デレ・グラツィエ教会へ。


第5話へ続く

(工事中の場合は、もう少しおまちください)

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